■SPI EEPROMのカスタム設定
登録されていないSPIデバイスを追加する機能として[SPI EEPROMのカスタム設定]があります。
[デバイス(D)]メニューから[SPIデバイス]を選択します。
[EEPROM SPIデバイス選択]のダイアログが表示されたら、メーカーのリストを表示させます。
リストの一番下に[(Custom parameters)]が表示されるのでこれを選択すると、SPI EEPROMのカスタム設定が表示されます。
SPI EEPROMのカスタム設定の設定項目は以下のとおりです。
- カスタム名
任意の名前を設定値につけて保存します。
次回からはこのカスタム名でデバイスを選択できます。 - 容量
EEPROMの容量をリストから選択します。
128bit(=16byte) から1024kbit(=128kbyte)までが選択可能です。 - ページサイズ
EEPROMに一度に書き込める(送出できる)バイト数を指定します。
2byte から 16byte で選択可能です。 - アドレス指定
メモリアドレスの送出方法を指定する番号で、コントロールバイトにアドレスビットを割り当てるデバイスを区別するための番号になります。
詳しくは、後述の[SPIのアドレス指定について]をご覧ください。 - インストラクション
READ/WRITE/WRDI/WREN/RDSR/WRSR のコマンドコードを指定します。
10進数および16進数で入力が可能です。
16進数を入力する場合は[xxh]または[xxH]と最後に[h],[H]を入力します。
※ SPI アドレス指定について
EEPROMProgのEEPROMData.ini におけるアドレス方式番号とは、SPIでページアドレスを送出する方法の場合分けする番号です。
■I2C EEPROMのカスタム設定
登録されていないI2Cデバイスを追加する機能として[I2C EEPROMのカスタム設定]があります。
[デバイス(D)]メニューから[I2Cデバイス]を選択します。
[EEPROM I2Cデバイス選択]のダイアログが表示されたら、メーカーのリストを表示させます。
メーカーのリストの一番下に[(Custom parameters)]が表示されるので、これを選択します。
I2C EEPROMのカスタム設定の設定項目は以下のとおりです。
- カスタム名
任意の名前を設定値につけて保存します。
次回からはこのカスタム名でデバイスを選択できます。 - 容量
EEPROMの容量をリストから選択します。
128bit(=16byte) から1024kbit(=128kbyte)までが選択可能です。 - ページサイズ
EEPROMに一度に書き込める(送出できる)バイト数を指定します。
2byte から 16byte で選択可能です。 - デバイスアドレス
10進数および16進数で入力が可能です。
16進数を入力する場合は[xxh]または[xxH]と最後に[h],[H]を入力します。 - アドレス指定
メモリアドレスの送出方法を指定する番号で、デバイスアドレスバイトにアドレスビットを割り当てるデバイスを区別するための番号になります。
詳しくは、後述の[I2Cのアドレス指定について]をご覧ください。
※ I2C アドレス指定について
EEPROMProgのEEPROMData.ini におけるアドレス方式番号とは、I2Cでページアドレスを送出する方法の場合分けする番号です。
以上がSPIおよびI2C EEPROMのカスタム設定になります。
今回は、REX-USB61-EEPROMに添付の専用EEPROM書込みソフト(EEPROMProg.exe)の使用例と各機能について紹介しました。
次回は、REX-USB61用ユーティリティの使用例を紹介します。
「SPI/I2C Serial EEPROMへのアクセスを簡単に(その4)」に続く…
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