こんにちは、
前回は「FDDエミュレーターについて(その3)」として「FDDエミュレーターのフォーマット作業」についてお話しました。
今回は、FDDエミュレーター REX-FDCF の各種設定についてお話します。
最初に、FDDエミュレーター REX-FDCF のFDDインターフェイス・コネクタに割り当てれれている各信号は以下のとおりです。
本物のFDD装置にはジャンパーピンを用いて、FDD装置の動作を切り替える(信号線の割り当てや機能を切り替える)ものがあります。
例えば、FDD装置よっては以下のようなFDDインターフェイスの設定が行えるものがあります。
- “DRIVE SELECT 0″信号と”DRIVE SELECT 1″信号の入力を選択する(Aドライブ、Bドライブを選択)
- “DISK CHANGE”信号を2番ピンに出力するか、34番ピンに出力するか を選択する
- “HIGH DENSITY”信号を2番ピンに出力するか、4番ピンに出力するか を選択する
- 34番ピンを”DISK CHANGE”信号ではなく”READY”信号として使用する
- “MODE SELECT”信号の入力論理を選択する
FDDエミュレーターは元々は、DOS/V互換機のFDD装置を置き換えるのが目的でしたので、
2HDと2DDの切り替え用ジャンパーピンのみがあったのですが、
若干の変更で対応できるシステムが増えるなら、との理由で開発途中の試作基板の改版を行い、
ディップスイッチでFDDエミュレーターの動作を切り替えられるような作りに変更しました。
このことによりディップスイッチの変更で、FDコントローラーからのFDD信号にある程度自由な
対応が可能になりました。
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