4月 182013
 

2012年8月から9月にかけて「AndroidタブレットでRS-232C機器を使う」と題して、AndroidタブレットでRS-232C機器を接続する方法について紹介させていただきましたが、あれから環境に色々と変化がありました。

●7インチタブレットの台頭

2012年の秋頃からGoogle Nexus7 を筆頭に7インチタブレットが各メーカーから続々と市場投入されました。
この中でも一番人気は、Google Nexus7 です。
このNexus7が採用しているUSBコネクタは、Micro-ABタイプではなくMicro-Bタイプです。
そして、Micro-Bタイプでありながらホスト機能も搭載されています。
以前紹介した、REX-USB60MIのUSBコネクタは、Micro-AタイプですのでこのNexus7には物理的に接続することができません。
そこで、RATOC e2eStoreでは、USB standard AタイプからMicro-USB Bタイプへの変換ケーブル(RCL-USBMB)
REX-USB60Fを組み合わせてNexus7 で使用する方法を提案させていただいております。

●FTDI社の新しいクラスライブラリの提供

USBシリアル変換チップメーカのFTDI社は以前からAndroid用のライブラリを提供していましたが、root化が必要なものでした。したがって、それなりのスキルを持ち、自己責任で作業を行える人向けとなり簡単に手を出し難い状況でした。
これとは別に2013年2月からroot化が不要な新しいクラスライブラリのパッケージ(D2XX Library Packages)が公開されました。こちらを使えば以前紹介させていただいたFTDriverを使う方法と同様で簡単に使えるようになります。
※ FTDI社のAndroidのサイト http://www.ftdichip.com/Android.htm

そこで、これらの環境の変化に対応した方法で「AndroidタブレットでRS-232C機器を使う」の続編をこれから数回に渡り紹介させていただきます。

具体的な例として、AndroidタブレットにRS-232C接続タイプの磁気カードリーダを接続します。

USB Serial Converterに関する最新トピック
2013年9月よりUSBコネクタにMicro-Bタイプを採用した製品『REX-USB60MB』を発売しています。
REX-USB60MB
この製品ではUSB変換ケーブルが不要となり、直接Micro-Bコネクタへ装着することが可能です。
REX-USB60MB用にAndroid版簡易ターミナルアプリ『USB60Term』をGoogle Playにて公開しており、ご購入後、すぐにお使いいただけます。
REX-USB60MBは、最新のAndroid端末 Nexus 5 および Nexus 7 (2013) *注1 で動作確認済みです。
*注1) Nexus 7 (2013)で Android OS 4.3 の場合、USBデバイスとして検出されないことが確認されています。その場合はOSバージョンを4.4へアップデートする必要があります。

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